シヴァ神の妻ウマーのお寺 / Wat Maha Mariamman : 訪問日 13Sep2009















このお寺は、バンコクのSilom通り沿いにあります。

お寺の名前は、Wat Sri Maha Mariammanで、一般的には、Wat Khaek Silomと呼ばれています。
シヴァ神の妻ウマー(Uma)が祀られたヒンドゥー教の寺院です。

Sriは敬称、Mahaは偉大な、そしてMariammanは、インドのタミル語圏の女神です。
そして、それはシヴァ神の妻とみなされています。
インドの神々は、複雑で、違う起源でも、長い時代の中でいつの間にか混同されたり、
同一視されたりと言う事が起きているようです。

ガイドブックの「地球の歩き方 '04~'05 タイ」を読むと、
このお寺は、Wat Maha Uma Deviと言う名前で紹介されています。
シヴァ神の妻Umaと、Mariammanは、同一視されて、ここに祀られているのだと思います。

そう言えば、マレーシアのペナン島に行った時も、 Sri Maha Mariamman寺院がありました。
東南アジアに来たインド人が造ったヒンドゥー教寺院が各所にあるのだと思います。

そして、通称のWat Khaek Silomは、タイ語で、Watはお寺、Khaekはお客で、
インドから来た人達を指す言葉になります。
よって、訳せば、Silom通りのインド寺院です。

Khaekと言う言葉も、クメール寺院では、Prasat Muang Khaekとか
Khaekが使われた名前があります。参考まで
また、Nong KhaiにもWat Khaek と言うお寺があります。参考まで。



右写真は、南東から東塔門を見たところ。















東塔門に近づいて見たところ。
















東塔門を正面から見たところ。

入口の両脇、塔門の屋根には、
Mariammanと思われる女神像が、たくさん飾られています。
それとも守護神像?













その入口の左側にあった像です。




















こっちは右側の像。
もちろん胸が大きいので女性です。

一見、彩色の美しさに見とれてしまいますが、
目は大きく見開かれ、口からは牙が覗いています。
鼻の横にはホクロ。

4本の手には、剣、ほら貝?等の持ち物を持っています。


この残酷なイメージは、ちょっとウマーと違うような?
しかし、シヴァ神の妻には、ドゥルガーや、カーリーと残酷な女神がいます。











入口の中を覗いて見ます。

そして、入口で靴を脱ぎ、中へ入ります。

中で写真を撮ろうとすると、守衛さんが近づいて、
ここは写真撮影禁止と注意を受けました。

はだしの足の裏が気持ち悪く、中を一通り見て程々に退散します。









東塔門前には、お寺参り用の花飾りを売っていました。














その花飾り。
よくこんなに美しくつくれるなと感心します。















お寺を北東から見たところ。














お寺の北側の門。
















北側の門の入口から中を覗いて見ます。

















中は写真撮影禁止なので、お寺の塀越しに写真を撮りました。






























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